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  • 金子典生

安曇野旅行


上高地

先週、久しぶりの旅行で安曇野へ行ってきました。ちょうど10年前に友人達と訪れて以来、2度目の安曇野。

初日は足をのばして小布施まで。昼食をとってから、岩松院にある葛飾北斎の「八方睨み鳳凰図」を観に。その大迫力に圧倒されつつ、ふらふらと街を散策していたら、偶然通りがかった高井鴻山記念館で伊藤若冲の「鶏百態図」を展示しているのを発見。東京都美術館で行われていた展覧会も行きたかったけど、あまりの混雑ぶり(5時間待ちって!)に断念していたので、これは嬉しかった〜!人もほとんどおらず(!)、独占状態で間近で絵に浸れました。羽根の感触までも伝わってくる筆さばきで描かれた鶏達は、ポーズや表情が妙にひょうきんだったり凛々しかったり、もう本当に素晴らしくて唖然とするしかなかった。そんな江戸時代の巨人絵師ふたりの絵に触れて、初日からノックダウン状態。

2日目は、天候にも恵まれたので念願の上高地へ。それこそテレビや写真では散々観てきたものの、実際その場所に身を置くと、あまりの絶景に言葉を失ってしまうほどでした。目にしみる様な新緑と、透き通った池の水面に静かにたたずむ立ち枯れの木々。透明な水底に目を向けると、ゆらゆらと輝く色とりどりの石たちが沈んでいました。散策コースに点在する見所の、大正池に焼岳や田代池など、目に飛び込んでくる景色すべてが息をのむ美しさ。きっと天国ってこういう感じなんだろうなとか、人は死ぬ時に「走馬灯」のように人生を振り返るって言うけど、これは確実にその時に思い出す景色の一つなんだろうなと、観ながら思ったほどの別世界でした。そんな中で深呼吸するだけで、なんだか身も心も軽くなり、本当にいいリフレッシュが出来ました。ここは何度でも訪れたいな。

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